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2023/03/23 18:28
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ドイツ、ファルツより。リースリングを使ったほんのり淡ーいオレンジワイン。やさしくて丸みのある、沁みるオレンジです。
🍷SECKINGER / ゼッキンガー
ワイン名:Seckinger Riesling Gottsacker 2019
国:ドイツ
地域:ファルツ
主要品種;リースリング
🍷 ゼッキンガーについて
ゼッキンガーは2012年に設立されたニーダーキエヒェンで最も若いワイナリーだ。エンジニアだった父親は趣味でブドウ造りを行い、
周囲のワイン生産者にブドウを販売していた。
現当主であるヨーナスと彼の兄弟は若い頃から畑で働くのが好きで、高校卒業後はガイゼンハイムの醸造学校に通い始めた。
2012年までの何年かはガレージワインを造り、2016年にワイナリーとして本格的に稼働開始した。まだ、ワイン造りを始めたばかりの頃はドイツ国内の生産者のみならず、アルザスやジュラ、サヴォワ、ブルゴーニュなどのワインを積極的に飲み、インスピレーションをもらったという。
土壌、気候、畑やブドウ品種の特徴をより深く理解することで、ワインの質は毎年良くなり、
2012年に開始したビオディナミへの移行も2018年で終了し、ワインは益々エネルギッシュになった。
そもそもニーダーキエヒェンは、モーゼルなどとは異なりワイン造りの伝統色が薄い。そのため、過去10年間で多くの若い生産者が集まり、お互いが切磋琢磨できる文化が形成され始めているという。にも関わらず、ブルゴーニュを思わせるグランクリュ相当の区画が多く残っているため、非常に注目に値する場所だ。
ワイン造りにおいては、畑における生物多様性を守り、土造りを大切にする。プレパラシヨンの使用の他に、雹などがあるとカノコソウを撒き、ブドウ樹を落ち着かせる。
彼らの畑はハールト山地の東端に接しており、冷涼かつ地形が多様な場所だ。従って区画により ブドウ樹の生育は異なるため、畑における作業方法や収穫時期を変えたりする。彼らにとってアルコール度数が12.5%を超えないとい うのも重要な基準だ。また、この土地の土壌は主に粘土、雑色砂岩、レスから成り、農作物はほとんどなんでも育つくらい肥沃な土壌だという。そのため、グローセラーゲやエアステラーゲは石灰岩が占める山側に広がっている。
これからは、より人工的なものを排除したワイン造りを目指したいという。ファルツには、ジュラやサヴォワ地方を想起させる偉大なポテンシャルがあり、その発信源になれれば幸いだと語る。
🍷味わいについて
ダイデスハイム村の単一区画としては最大のゴットザッカー。そのため、区画内には異なる土壌や微気候が存在する。このワインに使用されるブドウは、森に近く標高が高い冷涼な区画(1)と、畑の中央にある痩せた赤黄色砂岩の温暖な区画(2)で収穫される。1 においては、酸度が高く、フェノールがしっかりと感じられる果実が収穫され、2においては、熟度が高い果実が収穫される。1を2 日間マセレーションし、2を全房プレス。両者を混ぜ合わせることで、非常にバランスが取れたワインとなる。100%大樽で1年半の間シュールリー。(インポーターさん資料より)
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